「地域によって人件費はじめ電気代や上下水道代、燃費など単価が 違いますので多少の変動はありますが、おおむねこのような数字になると当社では自信を持って推薦しています。」
その同社が販売取扱店として自信を持って勧めている食器洗浄機は、エコロジーシリーズ”JWEF(U)-3型”である。イラストのとおり、この洗浄機の前後にランチャーと乾燥機がついて怖いものなし、となる設計だ。
「この組み合わせだと、ただ洗えるだけでなく、若しば企画サービスさんで確認されたように、弁当箱とコンテナ類が同時に2ラインあるため、一列ずつ洗え、かつ乾燥まで行い、最後の出口では20箱分重ねるところまで自動でやってくれますからね」井川社長は、洗う時間が半分に減る分、人員を別のところへ配置で きる、と自信満々。
ところで、同社のポイントといえば、他に幾つもある。
「当社では先ず自社でプランニングし、それを下請けメーカーに制作してもらっている強みがある。 さらにサービススタッフを自前で持っているために、現場に搬入、裾付け、配管まで行い、試運転をきちんとやり、責任を持ってメンテナンスも行う点が信頼されているのではないでしょうか。」
”設計とサービス”こそ、同社の売り、それが誇りでもあると井川社長は胸を張る。機械はリースが普通だから、経費は、あとは年6回のメンテナンス代のみ、という事になる。この商売は、お弁当屋さんごとに各社、容器が違ったりしようが違 うので、それに対応できる能力が必要です。 つまり、仮に機械が他社のものを使用していても、当社はそれに合わ せてプランニングできる技術やノウハウを持っていますから安心して 給食センター様からご相談いただけます。」
設立は2000年10月。まだ3年足らずの会社なのに、その得意先を聞くと、日産5万食を超える玉子屋や6万食を誇る村上給食という関東・ 関西の雄はじめ、幼稚園給食ナンバーワンのエンゼルフーズ、「味は日本一」の呼び声高いい和多、衛生工場で有名な東京立川市のシントミフーズや神奈川のハーベストなどそうそうたるメンバーが名を連ねる。売上げも1億3000万円から昨年だけで2億5000万円に、今年はすでに 2億7000万円以上を見込んでいるという。アリアがランチャーや洗浄機ばかりでなく、厨房全体のトータル設計でも信頼できることは、これまで手がけたそうした各社の実績が何にもまして物語ってくれそうだ。 さて、いつまでも古くなった洗浄機にしがみついていては守るばかりでジリ貧となり、攻めの経営は難しくなる。それでも価格競争に明け暮れるこの業界で、同じ安売り競争に参戦していくのか、それとも衛生管理&効率化・省力化を実現し、”質の向上”(価格は現状維持) を成し遂げ、勝ち組みに残っていくのか--- 新工場建立も視野に入れながら、「ここが思案のしどころ」と思いあぐねるセンターは今、たくさんあることだろう。 |